Q1. 敗血症の初期症状はどんなものですか?

また、どのような体のサインが出たら病院に行けばいいですか。

敗血症は、頭痛がする、咳が出る、痰が出る、ぶるぶる震える、高い熱が出てぐったりしている、関節が痛い、お腹が痛い、トイレが近いなど、まず、「感染症かな」と、何か感染症を疑う症状があることを確認します。

つまり、「風邪っぽい」などという感染症を疑う症状に加えて、次の3つなどをチェックしてください。

 

《3つのチェックポイント》

①意識が変

意識がいつもと違い、反応が悪かったり、頭がボーっとしたりします。話が鈍かったり、話が混乱したりすることもあります。

 

②呼吸が速くなる

敗血症を疑った場合には、1分間の呼吸の数を胸の上がり方や鼻息などから、数えるようにしてください。激しい息切れには、注意が必要です。

 

③血圧が下がる

現在、血圧計を置かれているご家庭が増えているようです。血圧を計ることができるならば、収縮期圧(上の血圧)が100mHg以下となる場合、普段から血圧が低い方を含めて注意してください。

 

以上の3つをチェックを行ってください。これらのどれかが当てはまるようでしたら、病院に行くことをお勧めします。

その他の注意としては、体温を測っていただき、体温が高い、または体温が低い、また、脈を触れる技術があれば脈が速い、症状としてはフラフラする、ふらつきがある、皮膚の色がまだらに変色しているなどに注意してください。感冒様症状に加えて、これらの症状があるときも病院を受診することをご検討ください。

 

Q2. 敗血症を重症化させない方法はありますか?

重症化を防ぐ方策としては、早期に適切な介入をするしかありません。病状によっても治療は異なるので、体調の変化を自覚されたら早々にかかりつけ医等、医療機関に相談することをおすすめします。

 

稀ではありますが、早めに病院を受診されたにもかかわらず、病状の進行が早く重症になられる方もいらっしゃいます。

 

重症化の兆しが認められる場合には、早期の抗菌薬投与のほか、初期輸液などの循環管理、人工呼吸器管理も含めた呼吸管理などの集中治療をできる医療機関への紹介がなされます。こうしたスムーズな連携についても、学会を通して向上させていきたいと考えています。

 

どのような時に敗血症を疑わなければならないかは、ぜひ「敗血症.com」の情報もご参考ください。

 

Q3. 敗血症で多い感染源は何ですか?

細菌が原因になることが多く、感染源として、肺炎、腹腔内感染症、尿路感染症の頻度が高いです。

 

Q4. 虫歯だけが直接の原因で敗血症になることはありますか?

虫歯が進行すると、虫歯の原因となる細菌も含めた口腔内細菌(口の中に住んでいるバイ菌)が歯髄や歯根部周囲に重篤な口腔内感染症を起こし、敗血症になることがあるかもしれません。また、虫歯の治療(抜歯など)により、口腔内細菌が血流にのって全身に渡ることも知られており(菌血症と呼ばれる)、これが原因で敗血症になることがあります。

 

Q5. 敗血症ショックから意識が戻りつつある時、語りかけは有効ですか?

また、順調に経過をたどると、全身の症状はどのように治療、回復しますか?

まず敗血症からの回復の過程についてですが、敗血症で障害された臓器により症状は様々です。集中治療では、臓器障害に対してあらゆる方法で臓器の機能をサポートします。順調に経過をたどると、臓器が本来の機能を取り戻すので、治療介入の量が減っていきます。例えば人工呼吸から離脱したり、酸素の量が減ったり、点滴の量が少なくなったり、必要な投薬の量や種類が減ったり、透析から離脱したり。目に見えて管が少なくなっていくので、回復に向かっていることがわかりやすいかもしれません。

 

意識についても、徐々に本来の機能を取り戻したり、意図的に使用していた鎮静薬を減らすことでだんだんと改善してくることが見込まれます。この意識が回復してくる段階における語りかけの有効性についてですが、明確なことは分かっていません。ただ、家族の皆さんをはじめ医療者も患者さんへ語りかけることは大切と考えています。鎮静中でもご家族のお声掛けは聞こえていることも多く、心理的なサポートにつながると考えられます。

 

また、直接的に患者さんの治療効果に影響するかどうかということの他に、患者さんを支える家族の皆様にとっても語りかけは重要と考えています。不安の中看病することは大変なことですし、集中治療室に入院している患者さんの家族のみなさんも心理的症状(PTSD、抑うつなど)を発症することも知られています。患者さん本人に語りかけ、家族の皆さんにもケアに積極的に参加してもらい、こうした不安を軽減できるように働きかける取り組みも行なっています。患者さんへの語りかけを通して、家族の皆さんと医療者がともに患者さんの回復を支えていければと考えています。

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