敗血症とは

 

敗血症対策

 

世界敗血症デー

 

ご意見・ご質問

医療関係者の

皆様へ

敗血症ってどんな病気?

Q1. 敗血症とは何ですか?

敗血症とは、生命を脅かす感染に対する生体反応です。組織障害や臓器障害をきたすため、集中治療室(ICU)での全身管理および治療が必要になります。ショックや著しい臓器障害をきたす場合は死に至る場合もあります。

 

Q2. どのようなときに

敗血症に罹患するのですか?

敗血症はいつ、誰にでも、どんな感染症からも発生し、体のいかなる部位にも影響をあたえることがあります。ちょっとした感染症の後で起こることさえあります。

 

Q3. 敗血症の原因は?

感染が敗血症の原因です。感染は細菌(病原体)が繁殖したときにおこります。すなわち、体の中に細菌(病原体)は繁殖し、組織や臓器を障害し、敗血症を引き起こします。敗血症はたいてい、肺の感染症(肺炎)、尿路感染症(腎臓)、皮膚および腸管の感染と関係しています。ブドウ球菌や大腸菌、いくつかの連鎖球菌が敗血症を引き起こす主な細菌です。

 

Q4. 敗血症の症状は?

敗血症では何か一つの症状や兆候が出るというようなことはなく、発症とともに様々な症状が組み合わさって出現します。敗血症というのは感染症の結果として起こることなので、嘔吐下痢や咽頭痛などの普段よくみる感染症症状を伴うかもしれませんし、以下にあげるように様々な症状を呈します。

 

  • 悪寒とふるえ、発熱
  • 身体の疼痛や不快感
  • 冷たく湿潤した皮膚
  • 意識低下(混乱や見当識障害)
  • 息切れ、頻呼吸
  • 頻脈

 

Q5. 改善しないまたは悪化するような

感染にかかったと思ったら、

どうしたらいいのですか?

もし感染や敗血症の症状がれば、すぐに医療機関を受診してください。敗血症は救急疾患です。

もし感染に対する症状の改善がなければ、速やかに敗血症について医師にお尋ねください。

もしあなたや家族が、敗血症になるリスクが高い場合(65歳以上の高齢者、1歳未満の新生児・乳児、免疫機能が低下していたり、悪性腫瘍や糖尿病や自己免疫性疾患などの病気がある場合)は、感染の可能性が高いので、すぐに医療機関にご相談ください。

 

Q6. 敗血症はどのように

診断されるのですか?

お医者さんにかかると、発熱や低血圧、心拍数や呼吸数の上昇といった多くの身体所見を参考にして、敗血症と診断されます。感染症や臓器障害の徴候を調べる検査を実施することもあります。

発熱や呼吸困難などの敗血症の症状の多くは他の病気と同じであるため、敗血症を早期に診断することが難しくなります。

 

Q7. 敗血症はどのように治療する?

敗血症患者は病院で治療を受けます。

医師は

①感染症をコントロールし、

②全身管理により血圧の低下とそれに伴う臓器障害を防ぎます。

医師は速やかに抗菌薬を投与します。また感染により障害された組織を外科的に切除することもあります。

また血圧と血液中の酸素濃度を維持するために、多くの患者は酸素投与と大量の輸液による初期治療を受けます。その他の治療法として、必要であれば人工呼吸器管理や人工透析などの全身管理も行うこともあります。

 

Q8. 敗血症の予防は?

敗血症は感染症を契機に発症しますから、感染症の予防が敗血症の予防につながります。

感染症Q&Aの「どうすれば、感染を予防できますか?」も参考にしてください。

主な敗血症の予防方法を3 つあげます。

 

①ワクチン接種

インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンなど、感染症予防のためのワクチン接種は敗血症予防につながります。ワクチンについては、みなさんのかかっている主治医、もしくは近くの医師に尋ねれば、詳細な情報や接種のタイミングなどを教えてくれるはずです。

 

②衛生を保つ

傷口をしっかり洗う、普段から手洗いやうがいをするなど、衛生手技をしっかり行うことで感染性微生物の増殖や体内への侵入を防ぐことができます。

 

③初期に対応する

時間とともに敗血症は進行します。早期に気づくことで、それ以上の悪化を防ぐきっかけとなります。もし重症感染症だと感じたなら、敗血症の症状(悪寒とふるえ、身体の疼痛や不快感、冷たく湿潤した皮膚、意識低下、息切れ、頻脈など)がないか気をつけてください。

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敗血症の予後と後遺症

 感染症って何?【1】

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