敗血症とは

 

敗血症対策

 

世界敗血症デー

 

ご意見・ご質問

医療関係者の

皆様へ

敗血症ってどんな病気?

Q1. 敗血症の長期的な影響(後遺症)には

どのようなものがありますか?

敗血症で救命された人のうち多くは完全に治癒し、元通りの生活に戻ることができます。しかし、集中治療を必要とする他の病気と同じように、一部の人は長期的な影響(後遺症)が残ります。この影響は、敗血症を治療した後も数週間は分からないことがありますが、以下のようなものがあります。

 

  1. 不眠、寝つきにくい、睡眠不順
  2. 悪夢、鮮明な幻覚、パニック発作
  3. 筋肉の動きが悪い、関節痛
  4. 精神(認知)機能の低下
  5. 自尊心と自己信念の喪失
  6. 臓器機能の障害(腎不全、呼吸機能の問題など)
  7. 四肢を失う(治療により手や足を切断するなど)

 

Q2. 敗血症から回復する

最初のステップは何でしょうか?

敗血症にかかった後、通常は入院中にリハビリが開始されます。初めは手伝ってもらいながらゆっくりと動き回わったり、身の回りのことを行ったりすることから始めます。具体的には、入浴したり、座ったり、立ったり、歩いたり、トイレまで自力で移動したりします。以前の健康状態と同じ、あるいは可能な限りそれに近い状態にまで戻ることが、リハビリの目的です。リハビリの初めのうちは焦らず着実に活動を高めてゆき、疲れたときには休憩しましょう。

 

Q3. 退院したらどのように過ごすべきか?

あなたが重症な敗血症に感染したら、体調と精神状態が元通りになるまで時間がかかります。あなたは以下のような症状をかんじるかもしれません。

 

  • 全身の筋力低下や倦怠感
  • 息切れ
  • 全身の痛み
  • 運動制限
  • 睡眠障害
  • 体重減少、食欲不振、味覚障害
  • 皮膚の乾燥、かさつき
  • 脱毛、爪のもろさ

 

退院した際に、以下のような気持ちの変化があっても異常ではありません。

 

  • 自分自身がよくわからない
  • 表情に自信がない。
  • 友達や家族を避け、一人で過ごす方がいい。
  • 悪い思い出がフラッシュバックする
  • せん妄(何が現実で、何が現実でないか分からない)
  • 不安、うつ
  • 集中力の低下
  • 日常の作業をすることにフラストレーションを感じる。

 

Q4. 自宅で自分自身の回復のために

自分で何かできることはありますか?

敗血症の後遺症に対して自分自身でできることとして以下のようなことがあります。

 

  1. 自分で週ごとに、たとえば入浴する、服を着る、階段を上がるといったような、小さな達成できる目標をたてる。
  2. 筋力を回復させる。
  3. 何を感じているかについて家族や友達と話す。
  4. あなたの考え、苦悩、節目を日記などに書く。
  5. 何が起こったのかを理解するために敗血症について学ぶ。
  6. あなたに何が起こったのかを、あなたの記憶のない部分を埋められるように家族に聞く。
  7. バランスのとれた食事をとる。
  8. 気がついたときに運動する。
  9. 診察を受ける際に医師に相談する質問リストを作っておく。

 

Q5. 敗血症の長期予後は?

敗血症状態から完全に回復した人の多くが、元どおりの生活に戻っています。しかし、恒久的な臓器障害を残す場合も少なからずあります。例えば、もともと腎臓の機能が低下しているような人は、敗血症の経過でさらに腎機能が悪化し、生涯透析を余儀なくされることもあります。

 

日本集中治療医学会 敗血症情報サイト

敗血症の予後と後遺症

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