Global Sepsis Alliance

敗血症の重症化を防ぎ、救命率を高めることを目標として、GSA(Global Sepsis Alliance)は、国際レベルの連盟として結成されました。GSAは、敗血症を世界規模で連携しながら、2030年までに次の6つの目標を達成しようとしています。

  1. 予防策を通して、世界中の敗血症の発症率を低下させます。
  2. 政府機関が感染症管理の3本の柱(感染症予防・抗菌薬の適正使用支援・敗血症の早期認知と治療)を政策に組み込むように働きかけます。
  3. 早期認知システムや標準化救急治療を通して、世界のすべての国で新生児から成人に至るすべての年齢層での敗血症生存率を改善させます。
  4. 世界中のすべての患者のリハビリテーションへのアクセスを改善させます。
  5. 専門家のみならず一般市民の敗血症認知と理解を改善させます。
  6. 敗血症の社会への負の影響を明確にし、敗血症管理や治療による正の成果を改善させます。

敗血症をもっと詳しく知っていただくために。

敗血症というのは非常につかみどころのないものです。原因も様々で、症状も様々です。実のところ、敗血症の際にどのような生体反応が起こり、どのようにして臓器障害につながっているのかということがわかってきたのは最近の話です。新しく色々なことがわかるとともに、敗血症が意味する言葉の定義も変わってきたという背景があるため、なかなか医療従事者の間でも敗血症の認識が一定しないのかもしれません。

また、敗血症は“呼吸器内科の病気“とか”“消化器内科の病気”などという分類ができないため、大学などで敗血症を専門として携わる人が育ちにくかったことは否めません。今後「敗血症の専門家」と言える人がしっかりと敗血症治療や研究、医学教育をしていくことで、医療従事者はもちろん、広く一般に敗血症の認識が広がっていくものと考えています。

世界敗血症デー

現在 GSA JAPANでは、一般市民と医療従事者への敗血症の啓発活動を行っています。このため、毎年9月13 日の世界敗血症デーの市民向けイベントや講演会を企画したり、1年に数回医療従事者向けに「敗血症セミナー」を開催し、敗血症に関する最新の情報を提供しています。

世界敗血症デー 2023 in JAPAN

Global Sepsis Allianceにより敗血症に関する「ベルリン宣言(the Berlin Declaration on Sepsis)」が発表されました。このベルリン宣言は、2017年に世界保健機関によるWorld Health Assemblyで採択された敗血症の改善、予防、診断、管理を目的とした決議を、それぞれの国で現実的なアクションにつなげようとするための宣言です。JaSAは、この「敗血症ベルリン宣言」を日本語訳しました。ぜひご覧ください。

The Berlin Declaration on Sepsis 原文
日本語版(PDF/JaSA翻訳)

世界敗血症デー 2022 in JAPAN

Global Sepsis Allianceにより2012年から始まった世界敗血症デーが10年目を迎え、その記念としてシンポジウム「Making Sepsis a National and Global Health Priority, Celebrating 10 Years of World Sepsis Day」がウェブ上で開催されました。JaSAではこのイベントをエンドースし、3学会の会員へ紹介しました。

世界敗血症デー 2021 in JAPAN

新型コロナウイルス感染症COVID-19の拡大を受け、前年に引き続き、ウェブでの市民公開講座として、本サイトにて講義動画の配信を行いました。「命を守る。感染症・敗血症について、今、伝えたいこと。」と題し、COVID-19の話題を中心に情報を掲載しました。

世界敗血症デー 2020 in JAPAN

ウェブでの市民公開講座として、本サイトにて講義動画の配信を行いました。
世界中に感染が広がった新型コロナウイルス感染症COVID-19は、重症化すると全身の臓器障害を引き起こし敗血症ともいうべき病態を呈することから、2020年はこのCOVID-19に焦点を当てたテーマとしました。

世界敗血症デー 2019 in JAPAN

市民の皆さまに敗血症をより広く知っていただくため、敗血症の解説動画を作成しました。
また、2019年3月30日から4月9日までの9日間、名古屋で「ポートメッセなごや」を開催。約45㎡の敗血症ブースと、約500名を収容できる特設ステージを作成し、期間毎日、一般の皆さまに向けて質疑応答を含めた敗血症レクチャーを行いました。

世界敗血症デー 2018 in JAPAN

本年度から、日本集中治療医学会のGlobal Sepsis Alliance委員会と日本救急医学会の敗血症合同活動委員会が連携を図り共同企画として実施しました。

  1. 敗血症セミナー in 東京(医療従事者向け)
    9月1日(土):東京医科歯科大学 鈴木章夫記念講堂
  2. 啓発キャンペーン(市民向け)
    9月1日(土)~ 9月30日(日):インターネット上でのバナー広告展開
  • 世界敗血症デー 2018 in JAPAN
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世界敗血症デー 2017 in JAPAN

今年も、医療従事者向けの「敗血症セミナー in 東京 2017」とともに、一般市民に向けたデジタルサイネージでの啓発キャンペーンを企画しました。そして、より多くの方々に「敗血症」を知っていただく機会となるよう、デジタルサイネージの掲出は、昨年と同じ東海道新幹線の東京・名古屋・新大阪の各駅に加え、夏休みで多くの人々が行き交う羽田空港第2ターミナルでも実施しました。

  1. 敗血症セミナー in 東京(医療従事者向け)
    9月2日(土):東京医科歯科大学 鈴木章夫記念講堂
  2. 啓発キャンペーン(市民向け)

    1)東京・名古屋・新大阪でのデジタルサイネージ広告展開
    9月4日(月)~ 9月10日(日):東海道新幹線 東京駅・名古屋駅・新大阪駅

    2)羽田空港国内線構内でのデジタルサイネージ広告展開
    8月14日(月)~ 9月13日(水):第2旅客ターミナル地下1階

世界敗血症デー 2017 in JAPAN

世界敗血症デー 2016 in JAPAN

  1. 敗血症セミナー in Tokyo(医療従事者向け)
    9月3日(土):東京医科歯科大学 鈴木章夫記念講堂
  2. 啓発キャンペーン(市民向け)
    東京・名古屋・新大阪でのデジタルサイネージ広告展開
    9月5日(月)~ 9月11日(日):東海道新幹線 東京駅・名古屋駅・新大阪駅
世界敗血症デー 2016 in JAPAN

世界敗血症デー 2015 in JAPAN

世界敗血症デー 2015 in JAPAN
 市民向け啓発イベント
 9月13日(日):有楽町駅前広場(JR有楽町駅中央口前)
・ミニライブ(テスラは泣かない。)
・敗血症を知るトークライブ
・敗血症を知るパネル展示
・アンケートに答えて景品が当たる!抽選会

世界敗血症デー 2015 in JAPAN

世界敗血症デー 2014 in JAPAN

世界敗血症デー 2014 in JAPAN
 9月13日(金):市民公開講座
  横浜みなとみらいランドマークホール
  ・敗血症って何?
  市民向け啓発イベント
  横浜みなとみらいクイーンズサークル
  ・敗血症を知るトークライブ
  ・敗血症を知るパネル展示

世界敗血症デー 2014 in JAPAN

世界敗血症デー 2013 in JAPAN

  1. 世界敗血症デー関連敗血症セミナー(医療従事者向け)
    9月8日(日):新宿明治安田生命ホール
  2. 世界敗血症デー 2013 in JAPAN(市民向け啓発イベント)
    9月13日(金):KITTE Marunouchi 1階広場
世界敗血症デー 2013 in JAPAN

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